Ernie Coleman Trio “Be Gentle Please“ lp
秋のいい天気が続いてます。今日は、ゆっくりとしたいお昼時などに、かなりの頻度でターンテーブルにのるこの一枚を。アーニー・コールマン・トリオという、ラス・ベガス等のホテルのロービーやラウンジで演奏していた軽音楽トリオ。ハモンド・オルガンと、テナー・サックス(とフルート)、ドラムの3人で、輪郭のほとんどないぼんやりとしたサウンドで、スタンダードを演奏。まあ、聞いていただければわかるんですが、ブレンドされたハモンドとテナーのサウンドが、どちらの音とも分からないような絶妙な混ざり具合。いわば、お互いの個性を打ち消してしまっているともいえるサウンドなんですが、このことによって新しいモワモワ・ワクワク感を彼らはねらっているのですね~。これも1日2日で作り上げられたサウンドではなく、なんと15年も一緒に演奏してきたという試行錯誤の賜物だとか。ハモンド・オルガンの人は、このサウンドを出すために、他人のハモンドは絶対に使わないそうです。
April in Paris
You Call It Madness