Marindo Trio / Menyanyi Bersama from ”Langgan Singapura” 10inch lp
シンガポールの50~60年代くらいの10インチ盤。オムニバス形式で、女性シンガー2組とこのトリオの男性コーラス・グループ、計3組を収録。このコーラス・グループは各面の最後に都合2曲という、LPの中ではナイスな位置をキープ。LPって、表裏各面の冒頭とラストの4隅、そして2曲目、3曲目、ラスト前など、いわばチェスの駒のように夫々の配置があるのですね~。一枚の円盤の中に力学が存在するのがアナログの面白いところ。で、概して3曲目がキメ曲!!! っていうのはボクの妄想がからんだ持論なんですが、いかがでしょうか。このシンガポールのグループについては全くわかりませんが、ビブラフォンなどが入ったおしゃれなジョージ・シアリング系のコンボ・サウンドを伴奏に歌われる耳にやたらと残るご機嫌な曲。小津映画のカラー時代あたりの昭和30年代を感じさせます~。で、とっさに思い出したのが、原みつるとエリートメンのデビュー曲、「ここは東京六本木」。こちらも、ユニゾンと合いの手を入れたコーラスがどこか洒落ているグループ。原みつるさんは、その後も原みつるとシャネル・ファイヴという名前で活躍したムード・コーラス界の重鎮。サザエさんみたいな伴奏のサウンドに、ソフトなユニゾン・ボーカル。粋ですね~。ロッポーーンギとどうしても言いたくなりますネ。
ワン・テンポ遅い人が一人…。そこが、中毒になる…
モナリザ~
ロッポーーンギ!
ありがとうございます!ロッポーーンギ。Waveなき今、いくのも怖いけど。